2011年9月10日土曜日

高卒就職の現状

高卒就職での現状を見てみると、景気低迷が続くなか、その状況は、極めて不安定な様相を呈しています。
そして、企業は不況を乗り切るため、中高年の退職奨励や、高卒就職新規採用枠の削減などを行って、人件費削減に努めてきました。
そして、コンピュータなどの発達により、オフィスのIT化が進んだ結果、高卒就職の求人もかなり減りました。
業務に携わる契約社員化、外部委託の傾向も強まって、多くの高卒就職が従事していた一般事務職の求人は大きく減ったのです。
また、新卒者の採用減による高卒就職の就職難から、高卒者が対象だった職種に、大学、短期大学卒業者が参入するという異常な事態も引き起こしました。
こうしたことで、多くの高卒就職の就職困難者が出たことは事実で、これは由々しき問題と言っていいでしょう。

高卒就職の現状はこうした暗いものばかりではなく、中には、積極的に採用を試みようとしている業種もあります。
それは製造業などで、高卒就職では、就職した人の約半数が内定しているジャンルでもあります。
要するに、就職が厳しい中、高卒就職が求められている業種もあるということが言えるので、まだまだ希望はあります。
また、ある企業においては、コンピュータの製造をする部門で、高卒就職の採用を積極的に採用しているところもあります。
現代社会では、高卒就職は非常に厳しい現状が突き付けられているので、慎重に対処していかなければなりません。

高卒就職は、どうしても職種が限られた中で選択せざるを得ない現状にあります。
何としてでも職を掴まなければならない時代において、高卒就職は、苦しい立場におかされています。
高卒就職の就職先としていちばん考えられる職種と言えば、現場作業員になります。
要するにこれは、体を動かして汗水流して働く世界になりますが、こうした高卒就職は、将来的には、独立という明るい未来も待っています。
高卒就職は、どうしても間口が狭く、現場作業に限定されがちなのですが、建設業、製造業、飲食業、警備など色んな種類があるので、自分に向いたものを探すことです。