2011年6月30日木曜日

不動産鑑定士としての開業

不動産鑑定士の仕事は、土地、建物に関する価値を判定して、その結果を価額に表示する業務を主に行っていきます。
そして、不動産鑑定士は、土地の抵当権の評価など、土地と権利の見えない貨幣価値を換算します。
不動産鑑定評価書を作成して、依頼者に交付することができるのが不動産鑑定士の資格になります。
業務としては、公的評価と民間評価があり、不動産鑑定士の公的評価については、国、都道府県、市町村、裁判所等から依頼を受けて評価することになります。
不動産鑑定士の公的評価の主なものとしては、国が依頼者になる地価公示というものがあります。
今現在、不動産鑑定士の有資格者が少ないことから、営業努力をそれほどしなくても、独立開業できる現状にあるようです。
要するに、不動産鑑定士は、仕事量を確保しやすい資格の1つだと言われています。

不動産鑑定士の民間評価業務は、企業や個人から依頼を受けることにより、鑑定評価を実施します。
民間評価の代表的なものには、不動産の売却、購入の際の鑑定評価や資産価値を知るのに必要な資産評価があり、不動産鑑定士の重要な仕事になります。
そして不動産鑑定士は、不動産関連の様々なビジネスなどにも、参入することができます。
スキー場や遊園地などの娯楽施設、そしてマンション開発など、色んなところで、不動産鑑定士としてコンサルティング業務を営むことができます。
すなわち、不動産鑑定士として独立開業するためのビジネスというのは、いくらでもあるのです。

不動産鑑定士は、試験そのものも難しく、資格取得後の経験と学習も必須の資格になります。
独立開業として十分な収入が見込めるのが不動産鑑定士の資格ですが、実務と実績をしっかり積む必要があります。
そのため、不動産鑑定士で独立開業するには、それなりの時間が必要とも言えます。