2011年6月24日金曜日

不動産鑑定士の難易度

一般的に不動産鑑定士は、司法試験、公認会計士と並び、3大国家試験と称されるほどなので、その難易度は想像がつくでしょう。
いわゆる、不動産鑑定士は、難関資格の1つとされていて、そのレベルはかなり高いと言えます。
もちろん、難易度というのは、それぞれの人の持つ専門レベルによって、一概には言えませんが、少なくとも不動産鑑定士に合格するには、かなりの勉強量が必要です。
同じような難易度の資格試験としてよく取り上げられるのが、不動産鑑定士、公認会計士、税理士、司法書士の4つです。
難易度というのは、資格試験の出題範囲や出題方法により変わってきますが、不動産鑑定士は、かなりその範囲は広いと言えます。
宅建主任者やマンション管理士、管理業務主任者などのレベルアップとして、不動産鑑定士を捉えることもできます。

不動産鑑定士の試験は、一次試験が短答式試験のマークシート方式、そして二次試験の論文式試験が、記述式の回答方法になっています。
そして、論文式試験に不合格になった場合でも、短答式試験は、翌年、翌々年は免除されるという配慮が不動産鑑定士にはあります。
そうした点においては、不動産鑑定士の試験は、受験者の負担が少しラクになっています。
もちろん、不動産鑑定士の合格率はかなり低いのですが、計画的にしっかりと学習を進めていけば、狙える資格と言えます。
もっとも不動産鑑定士は、独学での合格は難しいと言われていて、専門学校で無理なく学習を進めて試験に挑むのがおすすめです。

不動産鑑定士の試験は、短答式試験と論文式試験があって、短答式試験に合格してはじめて、論文式試験を受験できるようになっています。
そして、2006年度に不動産鑑定士試験制度が改正されて以来、受験者数は約3,000人で、合格者数は750人程度となっています。
また、不動産鑑定士の論文試験の合格率は10%程度となっていて、平均して推移しているようです。